ふと思い立って、仮面ライダー電王を見始めました。実は私は電王世代で、リアルタイムでも視聴していたのですが、大人になった今、改めて最初からちゃんと見返したいと思ったのです。また、普段よく読んでいるブログの管理人さんが強く勧めていたこともあり、この機会に再挑戦することにしました。毎日少しずつ見進め、現在は全49話のちょうど半分である24話まで到達したので、ここで一度感想をまとめてみます。
あまり刺さらなかったかな
正直に言えば、今のところは「名作なのは分かるけれど、自分にはそこまで刺さらなかった」というのが率直な感想です。私は仮面ライダーシリーズの中では『アギト』や『剣』が特に好きで、基本的にシリアスな作風を好む傾向があります。それに比べると、電王はコミカルでハートフルな雰囲気が前面に出ており、自分の趣味には少し合わなかったかもしれません。
ただし、それは決して「作品が悪い」ということではありません。むしろ2話完結でテンポよく進むストーリー構成や、誰が見ても分かりやすい物語運び、そして何よりもイマジンというキャラクターの魅力がしっかり描かれていて、「名作」と呼ばれる理由はよく理解できます。特に佐藤健さんの演技には目を見張りました。イマジンが憑依したときのキャラクターごとの演じ分けは本当に見事で、毎回「すごい!」と感じさせられます。
24話までの段階では、まだ大きなシリアス展開は見えてきません。強いて言えば、桜井侑斗の存在が物語に深みを与えているくらいでしょうか。その侑斗がツンデレ気味で可愛らしく、個人的にはとても気に入っています。そして彼と行動を共にするデネブもいい味を出していて、見ていて心が和みます。また、リュウタロスをはじめとするイマジンたちもそれぞれ強烈な個性を持っており、作品の大きな魅力となっています。
あえて欠点を挙げるとすれば、2話完結の形式ゆえに「この回ではまだイマジンは倒されないだろうな」と予想できてしまう点でしょうか。展開のパターンがある程度読めてしまうため、緊張感がやや薄れてしまう部分もあります。それでも大きなマイナス点ではなく、むしろ安定感のある作りと言えるのかもしれません。
人気の理由は十分に理解できます。初心者でも分かりやすく楽しめ、全体的にコミカルで温かみがあり、キャラクター同士の掛け合いも魅力的です。ただ、私自身は井上敏樹脚本が大好きで、『アギト』『555』『キバ』のように濃厚でシリアス、ある意味「井上色の強い」作品の方が琴線に触れることが多いです。そのため、今のところは電王よりもアギトや剣の方が好みに合っていると感じました。
とはいえ、まだ折り返し地点に到達したばかり。後半にかけてシリアスな展開が増えていくことは知っているので、今後の物語の変化に期待しています。24話時点での感想は「名作であり出来の良い作品だが、個人的にはまだ刺さりきっていない」。後半を見終えたら、改めて最終的なレビューを書きたいと思います。
